No.374
6月 水無月

 
 早くも一ヶ月経ってしまった… と、 この「季節のたより」を更新するたびに思います。

 一日は誰にとっても24時間。
 決まっています。
 でも、とてつもなく長く感じる時と、アッという間の事もありますね。




 きょうは、イケメン、理学療法士・N君が、トレーニングに来てくれる日。
 私はせっせと、まずはウォーキングの訓練からはじめています。ヨタヨタしているので。

 目標は、8月3日長崎で開催する、恒例の平和朗読「マリアの丘から愛を込めて」に、
どうしても出席したい!
 そして、広い教会の中央通路を、さわやかに、自力で歩きたい。
 出来れば、かっこよく!!

 こうした、具体的な目標は、ああもこうもなく、なによりも生きる力になってくれて、
 「階段の下りは、ヒザのクッションで」などというポイントを、これ以上ない集中力で
受けとりながら、歩いています。

 そんな時、
 他のことはなにも頭になくて、本当に気持ちがいい!
 「そう、この感覚、小学生の頃あったなァ。
 先生の云うことを全神経集中して、必死でくっついていった、あの感覚」などと。
 そしてふと、見上げた空が、いつもより青くて、幸せで。

 おかげさまで、体調は、ほんの少しづつ、まさに薄皮をはぐようにですが、快方に
向っている気がしています。




 昨日、新聞に「AMラジオの時代 終焉(しゅうえん)」と大きな見出し。
 あぁ~と嘆息が出ました。
 めまぐるしく変わる時代の変化に、とてもついて行けないと思うことが最近多いのですが
 幼い頃は真空管ラジオしかない中で育ち、
 TBSに入社して、ラジオとテレビ表現を己の職業としてきた身としては、ショックでした。

 最近はもう、ついて行けないことばかりですが、
 もしかしたら、その方が当り前の姿かもしれません。
 レストランの席につくと、目の前にQRコードがあって、注文はQRコードでと云う昨今。
 若い人は、サッサとスマホをかざしていますが、
 私は「(スマホ)持ってないので、よろしくね」と、人間頼みでオーダーをしています。
 「はい」と笑顔で注文をとってくれる店は大好き。
 ブスッと、見下す店には、もう二度と行きません。




 先日、たまたまテレビをかけっ放しにしていたら、
 舘ひろしと柴田恭兵のあぶない刑事コンビが出ていました。
 で、どうやら舘ひろしのデジタル環境は、まわりがアハハ… 笑い出すぐらい、
あぶなっかしいもので、散々出演者にいじられて、笑いをとっていました。
 が、柴田恭兵に話をふると、
 まるで何ごともなかったかのような顔で云いました
 「僕はパソコンもスマホも、持っていません」

 全員「エーッ」と、ぶっとんでいましたよ。
 すごーく、痛快でした(笑)


 因みに、NHKで「ここから先は、AIの自動音声でお伝えします」
 とニュースでアナウンサーが云うと、パチンとTVを切ってしまいます。
 気持が悪くて、聞いていられません。

 だって、
 どんなにスラスラと、それらしく読んでいても、
 AIは、呼吸をしていません。
 呼吸をしていない「読み」なんて…… ありえないッと、身体中が拒否反応してしまう…。

 朗読を学ぶと、よく分かると思うのですが、
 「間」というのは、単純に息継ぎしているわけではなく、嬉しかったり、悲しかったりと云う
感情がこもって生まれる間なのです。

 これは単純に、会話の中でも同じです。
 アハハ… と大声で笑ったあとの息継ぎは、思わず大きく深くなるし、
 メソメソ涙流している最中は、チビッと、チョコッと浅いなどと、呼吸には気持がそのまま
直結していることに気付くでしょう。

 でも、AIの読みには、その呼吸がありません。
 つまり、作りもの。
 それが、いかにもそれらしくアナウンスする不気味さに、私は耐えられません、
AIの使い方を間違っている……


 私たちは、なんだか、予想を超えた出来事が「あり」のすごい世の中を生きているの
ですね。




 ところで、どんなに世の中が変わっても、年齢を重ねても毎日の食事はとても大切。
 でも、独り住まいだと、野菜は余って仕方がありません。
 一束や一本を丸ごと買って調理すると、山のように出来てしまい、毎日毎日同じものを
食べるハメになります。

 そこで、ミニパックの出来合いの料理や、インスタント食品に手を出してしまうのですが、
 最近一つヒットを見付けました。
 味噌汁用のお味噌です。

 みそ煮、けずり節、昆布、ニボシなどを混ぜ込んで冷蔵庫にキープ。
 これに熱湯を注ぎ、乾燥野菜や、お豆腐を入れれば出来上がり。おいしい味噌汁が
いつでも飲めて最高。




  あれこれ工夫して、元気でいたい。
 みずみずしく咲きはじめた紫陽花に、いやされながら、幸せを感じる自分でいたい。
 出来ることをとにかくやってみて、最短距離の目標は、仲間の皆と、夏の長崎の教会に
この足で立ちたい。




 糸井重里さんの「死とちゃんと手をつないで、今を生きる」と云う言葉、好きです、共感。
 やはり、私もこの年齢になってこそ、限りある先を考えると、背筋が伸び、ピシッと覚悟も
生まれます。

 楽しく、元気でいたいですね。
 あなたの笑顔を、願っています。
 どうぞお元気で!



                                            2024年 6月
                                            今井登茂子
                                          
                                                    
   




                                       
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