No.394

8月 葉月


 酷暑、身体に響きますね。
 どうか少しでも体調が良好であるようにと、心からお見舞い申し上げます。




 先日、おかげさまで、毎年開催してきた長崎での平和朗読会を無事終え、
炎のような東京に戻って参りました。

 長崎も暑かったけど、いやはやこの40度という数字は、まるでSFの異次元世界のように感じ
家から一歩も出られず、寝っ転がってばかりいます。




 今年の「マリアの丘から愛をこめて」は19回目。
 次のような主旨を、プログラムにご挨拶を致しました。

        






 そして、これがチラシです。

              

  ー 戦火を生きぬいた命の言葉を あなたへ ー
とありますように、
 「暮らしの手帖」が募集した、実際に戦争を体験した方々のことばを選んで朗読いたしました。




 今回、長崎「水の会」、東京「水の会」全員が一つにまとまり、音楽の力を借りながら、
一本通しで読み上げたのは新しい試みで、練習は大変でしたが、貴重な体験で手応えを感じ
よかったと思っています。

 音楽が単なる朗読のつなぎではなく、ことばと溶け合って物語っていたのもすばらしかった!

 因みに、とり上げた作品は次の5グループに分けました。
  ① 「戦争中の暮し」
  ② 「戦場となったふるさと」
  ③ 「原子爆弾 炸裂」
  ④ 「戦争が終わった」
  ⑤ 「大切な人 かけがいのない命」





 又、私が読んだ「抱きしめて」は、
私自身の戦争による心の傷・トラウマがテーマになっています。

 戦争と云うと、身体を傷つけられたり、戦火で焦土と化すなどの部分が目につきやすいですが
さまざまなトラウマは今も、生存している人々の心の中で、くすぶり続け、人によっては
一切口外せず(出来ず)、傷つけられながら生活しているのが現状です。

 今回、その、ほんの一瞬を言語化したわけですが、
長崎新聞が、この点に共感し、記事にして下さった事は、光が見えた気がしました。
(記者・江川雅玖)

 心の傷って、治りません。
 たとえば、いじめを受けた人が、立ち直れず命を断つ事件は、
さまざまな分野で繰り返されています。
 これ、されてみると分かるけど、いじめた方は忘れるくらいでも、
された方は死ぬほど辛い……。




 ……と、この19回目の長崎は、全員で力を合わせてチャレンジし、勉強し、
可能な限り練習し、ぶつかり。
「また、来年きます」と、多くの方々に励まされ、
「今までの中で一番良かった」とほめて頂くなど、

手応えのある時間でした。
「ありがとうございました。」






 尚、当日7月18日は、夫・長明の命日と重なりました。
 全員のスケジュール調整の結果の偶然です。
 終了後、出演者皆が、ヒルデン神父さまのもと、祈りの会を聞いてくれて、
 渡辺研一郎ピアノ、村松稔之歌で、グノーのアヴェマリアが、教会に響き渡りました。
 丁度、夫が急逝した夕方で、涙がとまりませんでした。
                    

 「みんな、ありがとう! 幸せです
  この充実感の中から、ごく自然に、明日への希望がはっきり見えたことに
  心から感謝致します」



                            2026年 8月
                             今井登茂子

                           
                                       
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