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No.368
10月 神無月
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季節外れの暑さ。 キケンな暑さ。 過去最高の記録更新、と、本当にこの酷暑いつまで続くのやら。 そのせいか、元気が出ないのは、皆同じかもしれませんね。 皆さまは、如何お過ごしですか。 私は、とにかく「だるい」「眠い」「疲れた」の連続で、ぐったりしています。 又、この9月は身近なところで訃報が続いたのも、この異常な暑さが関係しているのかも しれませんね。 それにしても、私よりはるか年下50代、60代の方々の急逝は、心が痛みます。 昨日の夜まで、メールを交わし、言葉を交わしていた方が、 翌日は「居なくなってしまった…!」 だと、ドスンと身心にこたえ、どっちを向いていたら いいのか、精神的にうろうろした9月でもありました。 又、さらに、その上さらに、我家の室内にアリが発生! イエヒメアリという2~3ミリの小さなアリなのですが、このマンションに住んで四十年目に してはじめての事で、 もうなにがなにやら訳が分からず、神経がおかしくなりました。 「こうしなさい」「これは、こう云う種類のアリなんですよ」と云う、 的確な情報に辿りつくまでに、約2週間はたったでしょうか。 とにかく、アリ専用スプレーを購入し、最初は片っ端から殺していたのですが、これでは 根絶にはできないのですね。巣を全滅させなくてはダメなのですね。 そうした中、ひとりの友人が、薬局に出向いてアリに関する知識とか、各種薬品を買い、 わざわざ宅配で届けてくれて、もう、感謝感謝! 薬品を使うこともさることながら、一緒に考えて行動してくれる仲間が居る! と思う安心感は、不眠を救ってくれました。 持つべきものは、友、と、これほど心が落ち着いたことは、最近めずらしく。 それほど、アリに右往左往させられています。 そして、9月末日、今度は親戚の父親と息子が、駆けつけてくれて、汗びっしょりになり ながら家具をどかし… と、アリ退治。 そう、このイエヒメアリは、ネットにも「駆除困難」と記されている外来種で、外の土の中に 巣があるのではなく、家の中のちょっとした壁紙のはがれた裏などに発生する、やっかい ものだというのです。 うちは、マンションの一階ですので、てっきり、外の土や、窓越しかと考えていたのですが …… そうではない、やっかいな種類でした。 でも、不思議なもので、独りで奮闘し、疲れ果てた時は、神経も過敏になり、すりへり、 ほぼ他のことは手につかず、ダウンしていたのですが、 子の親戚の二人が駆けつけ、「一緒」でいてくれると思ったら、心にもゆとりが出来、 「アリも。トコトコ必死に歩いているナァ」なんて、観察も出来、深呼吸しました。 ありがとう! …… と云うわけで、アリ&疲労の右往左往の9月でした。 そう云えば、今夏は蚊があまり発生しない夏でした。 かわりに、クモや小バエが多いと薬局では云っていましたが、我家のアリ発生も、多分 この異常な季節はずれの暑さと直結した問題なのかと、推測しているのですが。 ゴメンナサイ、本当にこの一ヶ月は、いったい自分は、なにしていたのでしょう… と 思うほど、ひたすら「疲れ」切った報告しか出来ません。 せっかくこの「たより」を開いて下さったのに、 せせこましいアリの話ばかりで…… そうそう…… そんな中、毎日私をいやしてくれたのが「スダチウォーター」でした。 徳島から届けて下さったスダチを、薄くスライスし、水の中に浮かべ、冷蔵庫で冷やし、 飲んでいます。 スッキリ、美味しい! 送って下さった友人の笑顔も見える! たった今入った電話の中でも、「ところでアリ、どうしました、大丈夫ですか」と、 ちゃんと覚えていて気遣ってくれて! 仲間って、いいですね。 気遣って支えてくれる仲間は、決してお金で買うことが出来ない、生涯の宝もの。 さり気なく 笑顔で 当り前に よく考えたら、疲れて心が定まらない9月だったけど、 いえ、定まらない9月だったからこそ、親戚や友人など「仲間」の優しさがいつも以上に 身にしみた、とも云える時間でした。 「ありがとう」あなたもどうかお元気で! 2023年 10月 今井登茂子 ![]() |
![]() ○平和音楽朗読会につきまして ご来場いただきありがとうございました。 会場: カトリック城山教会 (長崎県長崎市若草町6-5) 日程:2023年8月5日土曜 ○新刊のご案内 さりげなく品と気づかいが伝わる 「ちょい足し ことば帳」 ¥1,650 今井登茂子著 (朝日新聞出版) 只今発売中! ![]() |